最後の樹座

すっかり沖縄も冷え込んでまいりました。
町がイルミネーションで色づくこの頃、
デポアイランドにもカップルが多く見られます。

そんな中電飾の類いをほとんど飾っていないAKARA
そのくせこの界隈でみれば異様なまでに堂々と鎮座しています。
存在感も違えば冬の飾り方も違う、
僕達は光モノよりも茂りモノ
生命の暖かさには何ものもかないません。
(経費削減的な面も否めませんが・・・。)

AKARAでは先日12/8に最後(未定ではあるが)の樹座の植栽がありました。
北面、駐車場側のロビーにそびえ立つ大きな樹座、
まるで巨大なキノコか、ゴルフのティーの様なフォルム
その根元には人が座れるようにベンチが組まれています。
空間デザイナー高良康男さんによって建てられました。

さてこちらの大迫力の樹座にさらに「ガジュマル」を植えるというから大変。
もはやイルミネーションという大衆性から180°離れています。

高さ約3.5mの樹座にガジュマルを植えるべく集まったのは
現在AKARAの植栽を担当しているMr.宮城率いるプリント工房若い面々。
作業をしている彼等にとっても今回は一大イベントらしく、
普段の明るさをよそに、その面持ちは真剣。

とそこに黒いツナギを来て颯爽と現れたボクネンさん。
やはり見るなり笑顔がこぼれ、なんとも嬉しそうな表情。

実はこの12/8日は奇しくもボクネンさんの誕生日。
狙ったわけではないが、タイミング良く重なったとの事、
誕生日にロウソクではなく、樹座が立つとは流石です・・・。
クレーンが動き、いよいよガジュマルが乗せられる。
この樹座を誰よりも心待ちにしていたボクネンさん。
固唾を飲んで見守ります。
順調に植栽作業は進む。
ガジュマルが根を這るまではチェーンで樹座に固定。
その上に栄養豊富な土を被せて植栽完了!!
これまでの樹座よりもさらに大迫力の独立型の樹座が出来ました!!
北側駐車場のやけに広く感じた広場も樹座により一気に引き締められ、
空間にまとまりが生まれたように感じます。
以前の状態と比べると、正にここにあるべき存在だったと言えるでしょう。
樹座という名の石の器から辺りを360°見下ろすガジュマル。
こんな光景AKARAでしか見られません!!
そして今年で57歳になったボクネンさん。
この日この光景が見られた事が、何よりの誕生日プレゼントだと
嬉しそうに語る。
57年目のロウソクはどこにも真似出来ない、独創的な生命の柱となって、
新たな時を刻み始めるのでした。