型枠を外す時(沖縄の型枠技術③)

2月22日、またしても撮影の時間にポツポツと降り出す雨。
それでもカメラに気遣っているわけにもいかず、AKARAへ出かける。
いざとなれば防水のカメラもある、取りあえずカメラよりアカラだ。

北側はすでに幾らか型枠が外され、

コンクリートの壁がむき出しになっていた。
西側はまだそのままの姿、
どうやら順番に型枠を外している最中のようだ。
絶好のタイミング、僕はカメラを構え足場を上った。

屋上部、すでに固まったコンクリートの上で

職人達は次の工事の準備をしていた。
大工事の余韻もなく、次の準備とは全く頭が下がる。
実は夏完成に向けての建築スケジュールはかなりタイト。
難しい工事を急いでやらなければいけないという事情がある。
体に気をつけて頑張って欲しいと心から思う。

型枠はまず外側を繋いでいる角材から外し、

木製の板を鉄骨に止めてあるナットを外す。
それから板を外してようやくコンクリートが姿を見せる。

流線型のフォルムはまるで粘土の様に有機的だ。
徐々に現れるその姿はまるで蛇の脱皮。

果てしない計算と知恵、

妥協の許されない精密な作業の末に成し得た技の集大成。
職人達も万感の思いでこのコンクリートを眺めているだろう。
彼等もまた、紛れも無いAKARAの創造者なのだから。