幻想の海遊民LEQUIOSIAN

かつて僕がHABUBOX那覇店を立ち上げた頃
民族調のシリーズを発足させました。
その名は『琉球民族:レキオシアン』。
紅型をモティーフにしたデザイン、
マユンガナシという呪術的な面、
螺鈿を模したラメプリント、
シーサーの鬣や尾の巻き毛を
ボディープリントしたデザイン、
草木染めの甚平シャツミックスなどなど…
色々とトライしましたが、
まだまだ和柄やトライバルといった
トレンドが来る前のことで、
イマイチ売れはよくありませんでしたね
肩身狭し…
(時代の波には上手く乗れんなぁ…)
さて、あれから10年経った今
やり残した感のあった『琉球民族:レキオシアン』を
新たにデザインしました。
チームも新たに、チャレンジづくしです。
『空想民族衣装』というコンセプトで始めましたが、
『空想民族意匠』とよりレンジを広げての
再ブランディングです。
AKARAに吹く季節風
その風を受けながら
かつての琉球の民達が海を渡り
様々な文化をかき混ぜていた姿を
想像してみます
もし、世代わりせず未だに彼等が
海に生きていたら…
そしたらどんなカッコウをしているんだろう
世界中あちこちの港に降り立ち
長い旅を繰り返し
風に乗って生きる琉球の民…
もしかして、まだ僕等の心の中には今も
その野性的で先駆的な海の民が
息づいているのでは?
かつて何気なく民族調のカテゴリーとして
スタートしたこのシリーズですが、
AKARAのオープンに合わせて
見つめ直してみました。
すると、風に乗って自由に海を旅する民が
見えてきたんです
幻想のシーノマド(海遊民)です。
小さく限られた条件の中でものびのびとした
自由。
そうありたいです。
とはいえ、服飾としては
いかにも“リュウキュウ”って感じは
ない方に近いです。(今回は?)
懐古主義的な民族調の世界はもう脱して
パラレルに存在するであろう
ファンタジックエスニカンです。
どんなよ…
相変わらす、難しいね。
ま、今の気分や出来る事を素直にやってみよう。
そんな感じです。
空想の海遊民『琉球民族:レキオシアン』は
そんな思いが詰まっていて、
今また新たな風に吹かれ始めました。
さあ、帆を揚げて
新たな旅の始まりです。
新生『LEQUIOSIAN:レキオシアン』は
HABUBOXアカラ店2階にてリリースしています。
発足当初から主力アイテムとして一緒に育って来た
藍印花布を中心に展開中です。
近日新作発表会も開催しますので、
そちらの情報はまたあらためてアップします。
その時は僕等デザイナーも店でお客さんと
コミュニケしたいと思います。
ぜひ足を運んで下さい!
お楽しみに〜